2014.05.29更新
ペルーの首都リマは、特殊な亜熱帯乾燥気候(砂漠気候だが、湿度は非常に高い)で、水不足と大気汚染が深刻だ。
そこで、ペルー工科大学の研究者たちが、ユニークな大学の宣伝看板を設置した。
看板内部には、空気中の水分を捕まえるフィルターが隠されている。フィルターは有害物質を除去し、集められた水は飲用水にすることが出来る。
それぞれの看板の「成果」は、1日に20リットルで、設置された蛇口を通してリマ市民が利用することができる。
また、第2のプロジェクトとして、埃や金属や石の小片をとらえて、毎日10万立方メートルの空気を浄化する看板を設置するとしている。これは、1200本の樹木の生えた森林に相当するという。
ただの装置では無く、看板、としたところが面白いですね。日本でも、首都高などに導入されたら良いのでは無いでしょうか?
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2014.05.22更新
シロガラシを猛毒の神経剤「VXガス」に汚染された土壌で育てたところ、VXガスは根から吸収されて45日間、シロガラシに残留した。シロガラシは、VXガスだけでなくサリンガスも吸収した。
サリンガスは昨年8月、シリア・ダマスカス郊外で反体制派により使用され、約1400人が死亡したとされる。
研究により、化学兵器が使用された土壌から汚染物質を除去するためにシロガラシが利用できる可能性も出てきた。
シロガラシは乾燥や害虫、熱に強く、厳しい環境でもよく育つ植物だ。
「シリア国内で使われたサリンは環境汚染物質となって残った」と研究チームは述べ、シロガラシの栽培が汚染された土壌を回復させる1つの解決方法になるかもしれないと提言している。
化学兵器が現在も使用されている事実に胸が痛みます。兵器の無い世界が理想ですが、このような研究が進む事も祈ります。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2014.05.19更新
4月末にオープンした京都市動物園のゴリラ舎で、学習用タッチパネルを使った知性研究の実験が始まり、親子ゴリラ間の関心の“ギャップ”が浮き彫りになっている。
最初に興味を示した2歳の雄、ゲンタロウは最近では1日に30分程度、パネルを触って“お勉強”するようになったが、13歳の父、モモタロウと27歳の母、ゲンキはまったく関心がない。
市動物園によると、数字の順序を覚えさせる研究は、ゴリラでは国内初の試みで、世界的にも珍しいという。
新ゴリラ舎では親子3頭が飼育されており、夫婦の子のゲンタロウは、画面に表示された「丸印」に触れるのをスタートに、数字の「1」と「2」を順に触れるケースもみられる。
成功率はまだ50%弱で数字の意味を完全に理解したわけではないが、1日に30分間程度、パネルの前で熱心に「お勉強」するようになっている。
一方、モモタロウとゲンキは警戒して近づかず、パネルに触れたこともないという。
後天的な学習によって、霊長類の間で文化的な情報がどう伝わっていくかについても、研究を進めていきたいとしている。
ゴリラでも、今の子供達はデジタルネイティブなのですね。
吸収力の信じられない高さは、本当に羨ましい限りです。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2014.05.01更新
男性研究者が一晩身に付けたTシャツによって、マウスが、ストレス誘導性無痛覚(痛みの緩和)を引き起こした。これは30~45分間にわたって持続したという。
この現象は汗の中に放出された男性関連フェロモンの混合物によって誘発されるもので、マウスやラットに限定されるものではなさそうだという。
ゆくゆくは、全哺乳類で同じことが起きていることが明らかにされるだろう、と研究者は話す。
女性研究者が一晩身に付けたTシャツでも検証したが、ストレス誘導性無痛覚や類似のストレス効果は見られなかった。
マウスは、危険がない場合、攻撃されることがない場合は、ストレスに慣れてしまう。
考えてみると、人間も狩猟を行う動物ですね。
もしかすると、野生動物の獣医さんは、女性の方が向いているかも知れませんね。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科